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メックウォリアー:ダークエイジ連載&普及支援企画第一部最終回



第一部最終回です。(第二部はあるのだろうか?)

やはりロボット物の最終回ともなれば、最強の敵との最終決戦がお約束…
と言う事で、今回は担当さんも“好きにとことんやっちゃってください!”と、半分投げやり?気味な感じで(笑)ともかくカッコよくしてやって下さい…(^^ゞ打合せ時にアトラスの製品を渡され、私の第一印象はまさしく“ボスボロット”だった訳です。(爆)
今までの連載中、最も過酷な作業が、製品を渡された瞬間に約束されてしまった訳です。
しかも、担当さんの人を持ち上げる言葉の巧みが追い討ちをかける…“モデラーさんのセンスが問われる作例になりますね…”
そう言われてしまうと燃えない訳が無い。しかし、しばし呆然…“どうしよう…”
しかし、担当さんから光明のキーワード。“ストライクドッグ”…そう、よく見るとストタコの記号が多々あるんです。
ドーム型の頭部、ATっぽいボディー、クロー、青いカラー。よし!これで行こう!という感じで、ATっぽいカッコよさを目指してみました。

アトラスの記号が残っていれば何してもOKと言われていたのですが、あえて97%程の記号は残す方向で製作してます。
全くのオリジナルにしてしまうと、ある意味“逃げ”になってしまうからです。
目標としては、ATっぽいカッコよさ、悪役っぽい邪悪さ、ATならではの“ガワラ立ち”…と言った所です。

アトラスの製作途中。このアングルでカッコよく見えるようにポージング。ATっぽいフォルムにする為、上半身を思いっきり上下幅を5o程増します。その後エポパテでボディー前面を整形。頭部はコクピットを生かしながらブラッドサッカーっぽくエポパテで整形し、一番の悩みの種であったフェイス部は製品版ではノッペリした感じだった物を思い切って立体的に造形してます。目の大きさ、形も三白眼にして“邪悪な感じ”に彫ってます。キャノピーは製品の物を若干曲率を緩くして使用。腕は角度を変えて肘、手首を切離し、真鍮線で軸打ちして回転軸を追加。クローの先端はペーパーで削り込んでシャープに。腰は基本的に製品のまま。パーティングラインの処理、面出しはきちんとやってます。脚は関節ごとに切離してから腰と太もも、膝、足首の角度を変えてガワラ立ちを意識した感じにしてます。
この角度だと幅増し、頭部造形の変更が解り易いと思います。実際に腕、脚は角度、スパイク、足首の変更以外は手を加えていないのが解ると思います。足首はセンターで切離し、プラ板で幅増しをしています。
こちらは完成品画像。全く別物になってしまった…という話が無いではないのですが…(笑)
実際はボリューム、若干?の形状変更のみで、アトラスの形状の記号は97%は拾って製作しています。今回の作例において、形状の拾い方がポイントと言える訳なんですが、ある部分は大胆に、ある部分は製品の良さを引き出すと言った様にメリハリを付けて製作しています。
この角度はガワラ立ちのカッコよさがよく出た物になってます。もちろん、バックパックも製品そのままですが、厚みを増したり、両サイドにウエーブのディテールアップパーツを貼ったりしてます。
頭部の形状、ボディーのボリューム、スパイクのとんがり具合が良く解るショット。
頭部の形状、バランスが変わるだけで雰囲気がガラリと変わります。この辺のサジ加減が難しい所。
ボディーはよりATらしく形状を整えています。一番ATらしさを狙った部分です。
スパイクは真鍮材をリューターに刺してウィーン!と金やすりで一本づつ削ってます。膝のスパイクも含めると12本!削り粉が鼻に入って少々キツイですが、編集部スタッフの方で怪我人が出なかったか少々心配っす。
脚部の関節角度の変更、形状変更が解り易いショット。
太ももは2o程伸ばしてます。膝は若干逆関節気味にした方がガワラ立ちの演出になります。
頭部形状の詳細。
アンテナは基部から同じ太いさでは無く、真鍮パイプで太さの変化を付けてます。
コクピットのフィギュアは本体の青に対しての補色オレンジで際立たせる様にしています。
牙は真鍮材を尖らせた物を焼きなまして曲げた物を使用。
製品版との比較。
なんか、親分と子分っていう感じになってますね…(笑)
塗装はジャーマングレーベースにコバルトブルーベースに調色した物をグラデを掛けながら吹きつけ、シルバーは石川雅夫さん提供のビスマスパールです。基本塗装後、ウオッシングを施し、こすって銀さんドライブラシで仕上げています。



連載最後の作例は暴走気味の物で終了と最後を飾るにふさわしい結末で…(爆)

初めての連載で、結構戸惑い気味の所もありましたが、担当さんと比較的良くコミュニケーションがとれていたので、結構スムーズに入っていけましたし、連載回数もあらかじめ解っていたので、自分なりの起承転結を設けた内容、さらに、連載ならではの小気味の良い製作リズムの中で適度にモチベーションを維持しながら製作出来たことは自分にとって非常にプラスでした。
さらに、読者の方の励ましも手伝って心地よい緊張感の中で連載を終える事が出来、読者の方、編集部の方々に深く感謝いたします。
皆様本当にありがとうございました。
今後、この様な機会があれば、当連載で紹介し切れなかった事なども織り交ぜてチャレンジしてみたいと思います。

当連載においてMWという好素材に出会えた事は感動的な事でした。
皆様もゲームを楽しむ事も何よりですが、より楽しむ為に模型的な楽しみ方もチャレンジして頂けると嬉しいです。


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